朝晩の冷え込みが強く、一気に秋の深まりを感じる今日この頃です。季節の変わり目は体調を崩しやすくなりますので、くれぐれもご自愛ください。
さて、今日は寒くなるに従って急に増えてくるトラブルの一つである、補聴器用空気電池についてのお話です。
補聴器用亜鉛空気電池はマイナス極材料に亜鉛、プラス極材料に空気中の酸素が使われている電池です。電池の平らな面には、外から空気を取り入れるための小さな穴があいています。穴をふさいでいるシールをはがすと、そこから空気中の酸素が入り、化学反応によって電気が起こります。なので、一旦シールをはがすと使用しなくてもやがて放電してしまいますので、久しぶりに使おうとしたら全く聞こえなかったということになります。
そして、寒さゆえのトラブルの代表例として、夏場は10日間使えた電池が、冬になると7日間ももたないと言った現象です。
原因の一つとして、室内でストーブやファンヒーターなどを使用するために、空気中の酸素濃度が低くなるためと言われています。また、気温の低下、空気の乾燥なども悪影響を与えると言われています。
対処方法としては暖房器具を使う場合は定期的な換気を行う。また、新しい電池をおろすときはシールをめくって1~2分ほど、十分に酸素を吸わせてから補聴器に入れて使うといいと言われています。
これからの季節、電池寿命が短いなあと思われたときは上記の方法をお試しください。
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