初めて補聴器店に行くときは「高いものを進められないか、借りたら買わなければいけないのでは?」など、少し心配される方もいらっしゃるようです。
補聴器選びや購入に失敗しないために、少し注意点をお話ししたいと思います。
1.出来れば一人でお店に行かず、ご夫婦やご家族で見に行く
補聴器は使い方や仕組み、機能などが初めてのお客様にはとても複雑でわかりにくいところがあります。その場ではわかったつもりでも家に帰ると忘れてしまったり、間違った方法で理解していたりということがありますが、ご家族も一緒に聞いていてくれると心強いですよね。お値段についてもしっかりご相談して、ゆっくり一緒にお考えいただいた方がいいかと思います。
2.試聴期間、試聴は有料か無料か、購入後返品が可能かなどを確認する
お店によっては試聴期間が長い場合は有料であったり、返品なども出来ないと言われるお店もあります。たとえそうであっても法的には売買契約が成立していますので、一概に違法とは言えないところもあるようです。
後で後悔しないためにもしっかり試聴して、納得の上で購入するようにしましょう。
一般的には購入後3か月未満の返品は受付けてくれるところが多いようです。
3.補聴器は良く聞き取れるまでに少し時間がかかります
加齢性の難聴など、少しづつ時間をかけて聞きにくくなった方は、音が聞こえない状態に順応してそれが当たり前になっています。そこへ補聴器で急にいろいろな音が聞こえるようになると、脳が拒絶反応を起こして必要以上にうるさく感じてしまいます。
しかし、時間をかけてもう一度本来の音を聞こえるようになることで、脳が学習をして最終的には言葉の理解度も上がって、話が聞きやすくなると言われています。
うるさいからと言ってあきらめず、お店で音の微調整をしてもらうなどして、慣れるようにしてください。
今日は初めての補聴器を経験するにあたり、基本的な入口のお話をさせて頂きました。
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